
私達の生活の中で最も長時間そばにある物の一つは携帯電話・スマートフォンですよね。
気軽な連絡手段としてショートメッセージ(SMS)や電子メール(e-mail)がありますが、これから紹介するようなメッセージが届いたら十分に注意が必要です。
詐欺の被害に遭ってしまったり、クレジットカードの情報やその他の個人情報を盗まれてしまう可能性があります。
また、盗まれてしまった個人情報は特殊詐欺グループに渡って二次被害のリスクも高まってしまいます。
警視庁の発表では2019年の振り込め詐欺など特殊詐欺の被害額は301億5000万円…とんでもない金額が犯罪者達の手に渡っているのです。
そして現在、日本だけでなく世界中で新型肺炎・コロナウイルスが猛威を振るっており、こういった多くの人が不安な状況の時に詐欺集団は私達の心の隙間を突いてくるのです。
特にお金に対する不安感につけ込んでくる犯罪者は多数いるので、本当に注意が必要なのです。
この記事の目次
ショートメッセージ(SMS)に届く怪しい文章
スマホのSMSに届く不穏なメッセージ!いわゆる『スミッシング詐欺』。
これから紹介する文章が届いたら注意が必要です。
中国語と英語のMIX!?
『重置 instagram 密码请按~』
上記のカッコ内のようなメッセージ…正確にはこの文章の後ろにクリック出来るURLが続く文となっています。
このようなショートメッセージがスマホに届いたら、絶対にクリックしてアクセスしてはいけません。
instagramの暗証番号をリセットしろ等と案内され、大切なパスワード等を盗もうとしてきます。
その他にもFacebookのパスワード等、様々なSNSの情報を盗もうとする文面が存在するようです。
運送会社からの連絡に見せかける文章
『お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。下記よりご確認ください。http://~』
このようなSMSが自分のスマホに届いたらちょっとドキッとしてしまいますよね。
普段の生活の中で佐川急便や日本郵便はとても身近な存在ですし、ほぼ確実になにか荷物が届く予定あったかな~と考えてしまうはずです。
届いたURLにアクセスしてしまうと、iPhoneであればApple IDやパスワード、支払い情報等の個人情報を盗もうとしてくるようです。
また、Android端末やパソコンでアクセスした場合は、ウイルスやマルウェアが仕込まれている悪質な不正アプリケーションをダウンロードしてしまいます。
絶対にアクセスしてはいけません。
電子メール(e-mail)に届く危ない文章
電子メール(e-mail)アドレス宛にも私達の大事な個人情報を盗もうとする危険なメッセージが届きます。
これから紹介するメールが届いたら要注意です。
LINEを騙る危険なメッセージ
『LINEにご登録のアカウント(名前、パスワード、その他個人情報)の確認』
カッコ内の文章がタイトルに書かれているメールは要注意です!
文章の内容部分はこう続きます…
お客様のLINEアカウントに異常ログインされたことがありました。お客様のアカウントの安全のために、ウェブページで検証してお願いします。
こちらのURLをクリックしてください。安全認証
https://~
この時、旧端末のLINEへ公式アカウント(LINE)から「他のスマートフォンであなたのアカウントが使用されようとしています」というメッセージが届きますが、もちろん自分で操作していることなので、そのまま手順を進めましょう。
※URLの安全認証有効期限は毎日8時から15時までです。
LINE
LINE Corporation
多くの人が使っているLINEを騙るなんて本当に許せませんよね。
こういったいわゆるフィッシング詐欺は本当に増える一方です。
自分自身の個人情報を守るためにも、絶対にURLにアクセスしてはいけません。
また、上記とほぼ同じ文章でLINEではなくAmazonバージョンも存在しています。
おそらく同じ詐欺グループなんでしょうね。
ETCカードを騙る詐欺!?
『ETCカード有効期限について 重要なお知らせ』
上記カッコ内のようなタイトルのメールが届いたら間違いなくフィッシング詐欺メールです。
実在するETC利用照会サービスから有効期限に関するメールは一切送ることは無いと明言されています。
この詐欺メールもURLが記載されており、クリックしてしまうとコンピューターウィルスに感染してしまう恐れもありますので、絶対に無視しましょう。
Amazonのアカウントが停止!?
『Amazonアカウントは停止されています』
上記カッコ内のタイトルのメールが届き、そして以下の画面が表示されます。
永久ロックなんて酷い脅し文句ですよね。
Amazonのパスワードやクレジットカードの情報等を盗まれてしまう可能性がありますので、十分な注意が必要です。
直接電話をかけてくる場合も!
これまではSMSやメールで文章を送り付けてくるタイプでしたが、アナログな手口も存在しています。
直接私達の携帯電話・スマートフォンに電話をしてきて…
『ヤマトですけど!住所の確認が必要なので教えて下さい』
なんてものもあります。
これはお察しの通り、宅急便のクロネコヤマトを装って個人情報を聞き出そうとしてくる詐欺電話です。
冷静に考えると本来荷物にこちらの住所が記載されているので、住所や名前の確認なんて絶対にクロネコヤマトはしてきません。
そして怪しいなと感じて「クロネコヤマトですか?」とこちらが聞いた場合、『ヤマトです!』しか答えてきません。
クロネコは絶対に付けません(笑)
クロネコヤマトです!と言ってしまうと完全に嘘になってしまうため、犯罪者グループなりに考えた事なのでしょう。
こういった馬鹿な電話がきたら冷静に対処するようにしましょう。
ご紹介の通り、こういった詐欺は大手企業の名前やサービスを騙って私達に近づこうとしてきます。
LINE、Apple、Facebook、Amazon、Instagram、佐川急便、日本郵便、クロネコヤマト…etc.
私達の身近に存在しているものだからこそ、ちょっとでも怪しいと感じるメッセージが届いたら焦らず、まず調べてみる事から始めましょう。